ノーマライゼーション・教育ネットワーク 全盲の先生が教壇に

平成26年7月30日(水)

 26日吉田大成議員のお誘いで、ノーマライゼーション・教育ネットワーク「目が見えなくとも授業はできる」に参加しました。


  視覚障がいを持ちながら教壇に立つ江口大輔先生はじめ、4人の先生からのお話は初めて知ることばかり。県教育委員会は4年前に、「障がい者特別枠」で17名の障がいのある先生を新規採用し、その1人が江口先生でした。鎌倉市手広中学で再任用の2人の先生のサポートを得ながら授業を行います。江口先生は全盲でありながら18時間を受け持ち、社会科が担当です。

 

 本県では「障害者雇用促進法」に基づき、政令市以外で377名の障がいのある先生が勤務されており、42名が視覚障がい者です。江口先生はペアの先生との打ち合わせを重視。ペアの先生との意思疎通は欠かせません。試行錯誤を繰り返し、ペアの先生と役割分担しながら授業を作っていく様子がわかりました。他県の国語の先生は大きな声で読む音読にこだわり、また音楽の先生は手拍子でリズムを覚えさせるなど、課題を克服するための工夫を凝らしています。

今度は先生の授業を見学させていただき、どのようなサポートが必要か、生徒達の反応はどうか、現場から学びたいと思います。