子宮頸がんワクチン被害者の母 接種中止を

平成25年8月29日(木)


事務所で寒川の高校1年生女子のお母さんから、副作用の状況を伺いました。

 「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」に所属する寒川の方が、私のブログ記事を見て、事務所に来所されました。

 高校1年生になるお嬢さんは平成23年、中学2年生の時に子宮頸がんワクチン(サーバリックス)を3回受けた後に、ひざやふくらはぎの痛みを訴え、突然歩行も困難になりました。何軒も病院を回った挙句に、「精神的なもの、思春期だから」などと言われ、1年後に膠原病の診断を受けたそうです。しかし、ワクチンとの因果関係は認められていません。

 
 今も膠原病の治療を受けていますが、難病指定外の膠原病のため公費助成はなく、年間20万円以上の医療費がかかるそうです。現在も微熱やだるさがありながら、杖をつきながら高校に通っています。

  私が調査したところ、神奈川県内では病院からの副作用報告は6件、保護者からは13件(平成25年8月16日現在)となっていますが、氷山の一角と思われます。

 8月23日、ワクチン被害者連絡会の寒川の方を含む中高生らが、田村憲久厚生労働大臣に、接種の中止、治療法の整備、救済制度を求める要望書を渡しました。車いすに乗って、あるいはけいれんが止まらない子ども達の切なる訴えを、大臣は真摯に受け止めて対策を講じてほしい。

 子宮頸がんワクチンの副反応報告は、ワクチン販売時の平成21年12月から本年3月までの間で1968件あり、重い症状の出る副反応は106件と発表されています。定期接種の勧奨中止などという中途半端な対応ではなく、接種事業を一時中止して、有効性とリスク、副反応との関係を明らかにすべきです。
 
 お母さんは「学校に通える娘はまだ良いけれど車椅子の方も」これ以上の被害が出ないように、接種の中止を訴えたい、と涙ながらに語りました。

  寒川町議に連絡し、追跡調査や確立していない救済措置を議会で取り上げてほしいと依頼し、牧山ひろえ参院議員、地方女性議員のとの勉強会でも、この窮状を伝え、国の早急な対策を要望しました。


JUGEMテーマ:日記・一般