県民センター改修工事の入札を突如中止

平成24年6月24日(日)

 県議会中の20日、多分本会議が始まる13時直前に、かながわ県民センターの入札中止の報告が、県土整備局からありました。

 中止の理由は、「県有施設を3年で原則全廃」とする外部有識者による緊急財政対策調査会「神奈川臨調」の方針を踏まえたといいます。

 前日の本会議においても、黒岩知事は「あくまで外部調査会の意見で、最終決定ではない」と答弁していたはず。突然の入札中止の決定と整合性がある答弁とは思えません。

 入札は県民センターの空調設備の改修工事で、2年継続予算として9億8千万円(給水設備の改修も予定)が計上されています。5月29日に広告され、6月13日に事業者が参加、7月11日に開札予定でした。議会で議決された予算にかかる問題です。

 センターは年間150万人が利用する人気施設であり、センターと同様に長寿命化に取り組まなければならない施設が他にも多くあります。

 外部の神奈川臨調では、7月に中間まとめの提言をする予定と聞いています。もちろん、行革の視点から、県民の立場から施設の必要性、優先度を考えていくことは必要です。県民センターだけの問題ではないので、常任委員会でも質疑したいと思います。


JUGEMテーマ:日記・一般