視察 京都御池中学校

平成23年10月30日(日)


京都御池中学校の1階には保育園。御池通に面した1階にはレストランなど。

 午後は、京都市の小中一貫教育の実践校であり、保育園や老人デイサービスなどの複合施設を併設する、京都御池中学校を視察しました。ここまで学校は進化した!と実感。


中学校と小学校2校とが一貫教育を行う。


廊下は竹、机はひのき製。机はサンドペーパーで削って半永久的に使えるという。


校長室のテーブルも一枚板。地元から寄贈ののれんがトイレにも。


学校プールは屋上に。華道、和室で茶道や着付けを習う。二条城の「松鷹図」を襖に復元!


伝統文化・芸術を専門家が地域ボランティアとして教える。武道に限らず、伝統文化を大切にする姿勢は学びたい。

 小中一貫のコミュニティスクールは、「けやきプロジェクト(学校運営協議会)」と教育特区の認定からスタートしました。

 元々、町衆がお金を出し合って学校を建てたという強い地域力をベースに、自治会長やPTA、公募委員からなる「けやきプロジェクト」は、同校の柱の一つです。人材バンクとして子どもの教育を支え、また漢字検定を地域の人と学ぶ取り組みなど、楽しそうです。

 もう一つの柱は、1年生〜5年生までの小学校と6年生〜9年生までの小中一貫教育。全生徒数は940名。ここでは6年生から4学年が学んでいます。

 1年から9年までの読解の時間も特徴です。言語力、記述力を高めるために、独自のテキストを使用しています。国語の時間数が減っている中で、読み、自分の言葉で書く、話すという基本を押さえることはとても大切です。

 全国から年間100件もの視察を受け入れています。PFI手法を導入することにより、従来より20億円減の60億円のコストで整備したそうですが、うらやましい!もう少しじっくりとカリキュラムや学校運営協議会について調査したいと思います。

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