代表質問

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 平成21年2月26日(木)

 民主党市議団を代表して渡邊隆議員が質問をしました。渡邊議員の発案で「まちづくりの考え方がいかに予算案に反映されているか」にテーマを絞った、簡潔明瞭な質問でした。

 「まことに日本人の土地所有欲は苛烈である」と「街道をゆく」の司馬遼太郎の言葉を用いて、土地における私権が無制限に近い日本社会の問題点を浮き彫りにしました。

 由比ガ浜通りの葬儀場建設にしても、市長はじめ行政、市民、議会が強く反対しましたが、事業は頑として建設を進め開業を目前にしています。向こう三軒両隣とのお付き合い、調和を大切にしてきた商店街で、突如起こった問題に成すすべがなかったという虚しさだけが残りました。

 これまでの紳士協定や周囲との調和を欠いても、私権だけを追求するのであれば、法律や条例の規制強化もやむなしということになるのではないか。来年度のまちづくり条例や開発手続き条例の見直しにこうした鎌倉の現状、課題を反映すべきではないか。等々質問しましたが、市のまちづくりの方針は不明で残念です。