極楽寺で崩落事故

平成20年11月28日(金)



 極楽寺1丁目の高台にある造成地で大規模な崩落があり、道路(私道)が崩れて通行不能になりました。私道を使用しているのは居住者4軒。今朝7時半に一報を受けて、市は事業者に指示し復旧作業が行われましたが、造成地の工事責任者とは連絡が取れず、詳細はわかっていません。

 土砂に埋まっているユンボが被害の大きさを物語っていますが、幸いにもけが人はなく何よりでした。この道路は以前の台風時にも崩落し、今春に復旧したばかりと聞いています。道路下ののり面に擁壁を造るために掘削していたようです。数日前に道路にヒビが入り、コンクリートで補強した矢先の事故でした。

 寸断されていた電気、水道などのライフラインも午後7時頃までに回復。近隣住民も避難には至らず、市の緊急対応に感謝していました。

 近年、こうした宅地造成等規制法の許可のみによる造成工事が市内で問題になっています。開発手続きによらないため説明会も必要なく、防災工事、擁壁工事という名目でいつのまにか造成が終わっているというケースが多くあります。現在中止されている山ノ内瓜ヶ谷のテニスコートの造成計画も同様です。

 崩れたばかりの直近での大規模な造成工事に、近隣住民は不安を抱いていたといいます。事故原因の究明、2次災害を防ぐ復旧への対応が急がれます。

JUGEMテーマ:日記・一般