予算審議を終了

平成19年3月22日(木)

 19年度予算審議は13日目、最終の意見のまとめを行い夜8時に裁決をとって終了しました。予定の5日間を大幅に延長して、連日深夜までの審査となったため、市民の方から「毎晩遅くまで市役所にこうこうと電気がついているけれど、いったい何をしているの」といった質問を何度か受けました。

 実際に質疑応答している時間よりもはるかに中断している時間の方が長いわけですから、そういった実状をどのように説明したらよいのか窮することもありました。農地法、都市計画法違反の建築物や岡本マンション不許可後の対応、大船東口再開発、小中学校のパソコンリース契約についてなど、行政のあいまいな対応が問題に発展していった事例も多かったと思います。

 意見のまとめでは、土地の細分化などについてまちづくり条例の早急な見直し、農地や農地から転用した土地利用の指導、教員の不祥事再発防止策と研修の徹底などを盛り込みました。

 大船駅再開発については、高度利用を含めて都市計画審議会の決定を尊重すべきだという意見と、都計審の決定を尊重する一方で議会として90mのビルを認めることはできないとする意見の両論が出て、賛成4人、反対5人で大船再開発事業の特別会計予算は否決されました。

 民主党市議団は先の都計審でも高さについて反対の立場をとっており、この高層ビルの設計委託が含まれる予算に私は反対しました。審議の中で、JRなどを除く一般の地権者の賛同が5割を下回っていることや、市民はほとんど知らない事業計画であることなどからも決定には十分とは言えません。鎌倉のスケールを考えればやはり納得できない高さではないでしょうか。今後その建物を鎌倉に残す責任はとても大きいと思います。