ブログ鎌倉つれづれ

「鎌倉の世界遺産 不登録」はなぜか?part2

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    平成25年5月3日(金)


     鎌倉の世界遺産見送り報道から一夜。市民の方々からも色々なお声が寄せられました。

     大船観音前マンション問題から始まり、構成資産の一つ荏柄天神の参道直近にマンション建設など、市は都市開発化にストップさせる意思がまるでない、まちこわしと言ってもよいほど使命感がない、大渋滞の交通政策には手つかずで登録には賛成できない市民も多い、などなど。

     これまで市議会、県議会において、私が「世界遺産登録にふさわしいまちづくり」の質疑、提言をしてきたことを、以下にまとめました

    ・商業地域の鎌倉駅周辺や若宮大路は高さ制限がない。景観地区制度を活用して、高さ規制を行うべきではないか。(H17.9月 市議会一般質問)
    ・鎌倉駅周辺に新たな駐輪場の整備が必要ではないか。東急ストアの駐輪場付近に放置自転車があふれ、鎌倉の玄関口として美観を損ねている。(H17.9月 市議会一般質問)

    ・観光都市として清潔な公衆トイレ、また観光案内板の整備を進めてほしい。(H17.12月 市議会一般質問)
    ・交通問題について。由比ヶ浜等の駐車場を利用するパーク&ライドは渋滞解消に効果的とは言えない。朝比奈方面からの乗り入れに対応するパーク&ライドを検討し、車の流入を抑制してほしい。(H18.9月 市議会一般質問)

    ・鎌倉地域における景観地区指定において、一律に15mの高さ規制をかけるのには反対。北鎌倉駅周辺は、県道沿いの風致地区の10mの高さ制限に合わせた規制にするべきではないか。
    (H19.6月 市議会一般質問)
    ・乱開発しにくいまちづくり条例、開発手続き条例への抜本的改正を要望。(H22.2月 市議会代表質問)

    ・世界遺産候補資産の史跡「亀ケ谷坂」に、無許可でペット霊園が造成されたのは、県と市、各課のチェック不足である。文化財保護法や古都保存法の違反行為であり、直ちに原状回復を求めるべきではないか。(H23.6月 県議会一般質問)
    ・世界遺産登録をめざす鎌倉における県道について県と市が協議連携し、歩きやすい歩道整備や無電柱化を推進してほしい。(H24.9月 県議会一般質問)

     以上が世界遺産のまちづくりの観点からの質問です。この中で実現されたのは4点のみ。ヽ倉地域の15mの高さ制限(北鎌倉の10m規制は実現せず)△泙舛鼎り条例等の抜本的改正5汽叡坂造成の原状回復(未回復箇所もあり)じ道改修のための県・市の協議会設置

     これだけを見ても、資産の保全に対し「都市化の影響は無視できない」とのイコモスの指摘が顕著であることがわかります。イコモスの厳しい勧告を契機に、史跡の保存だけでなく、「武家の古都」をうたうまちづくりの方向性を市民参加で議論し進めていくならば、長年にわたる関係者の努力も無にはならないはずです。
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    衆議院議員 早稲田ゆきの活動報告「ブログ鎌倉つれづれ」です。 昭和33年12月6日生まれ/鎌倉市雪ノ下在住/白百合学園小・中・高卒業/早稲田大学法学部卒業/前神奈川県議会議員(2期)/  

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